日本語文法について

Граматика японского языка

Хиро Маруи


日本語の自動詞と他動詞
   ・ 日本語の他動詞の定義
   1.「卒業する」は自動詞か

   2. 直接受身になる自動詞の存在
   3. 自動詞で「を」格を使う場合
   4.「かみつく」はなぜ「に」格なのか
   5.「訪れる」は自動詞か
   6.「頼る」は自動詞か

Termeni gramaticali ai limbii japoneze

Particulele "o, ga, ni" care indică obiectul

Modul citirii de kanji

Timpul și aspectul în limba japoneză
  日本人は文法を知らなくても日本語を話したり書いたりすることができます。でも、非母語話者は文法を知らないときちんとした文章が作れません。 ところが、日本語文法にはまだまだ未確立の部分が多く、研究者や辞書によって異なった考え方が存在しています。

 理系だった私は、若いころ国語の勉強にはあまり興味がなかったのですが、退職後外国で日本語を教えるようになって、日本語文法について考えるようになりました。これが結構面白いのです。よく考えると、言語活動も自然現象の一つで、この中にある法則を考えるのが文法です。したがって、自然科学における物理や数学に通じるところがあるのではないかと思います。

 外国人に日本語を教えていて感じたこと、 日本語と外国語の違いあるいはそこに横たわっている文法の問題などについて感じたこと考えたことをまとめていきたいと思います。
例えば、「会う」に相当するロシア語は ”встречать” で他動詞です。このことから、「皆さまを会う」という使い方をする学生がいます。これについて日本語の「会う」は自動詞だから「を」ではなく「に」や「と」を使うと教えています。ところが、日本語文法の本や外国人向けの日本語のサイトに「に」格をとる他動詞なるものの例文が示されており、この説明に苦慮しています。

 「卒業する」や「かみつく」などが自動詞か他動詞かについては研究者や辞書によって見解が分かれています。多くの辞書や研究者で見解が異なるものについては学習者に配慮して学習用の例文には使わないようするべきだと思いますが、いかがでしょうか。
 

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